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2006年1月29日 (日)

危機感ある司法書士たちと不動産証券化

昨日は船井総合研究所主催の「司法書士事務所経営研究会」。昨年、オヤジがゲスト講師を務めさせていただいたセミナー行列出来司法書士務所の参加者のフォローアップの意味も含め、定期的に会合を開き、情報交換をし、コンサルタントのアドバイスを受けながら経営戦略を構築して行こうというもの。

第2回目の今回は、札幌から福岡まで全国からアツい司法書士さんたちが集合。事務所経営に関する実践例を報告しそれに対する質問をするなどの情報交換と、総研のコンサルタント(真貝大介さん他)の営業から人事労務に至るまでの様々なアドバイスを受けました。

昨日は特に不動産ビジネスのコンサルタントの方(久木田光明さん)から、「不動産流動化時代の不動産業と司法書士の展望について」というテーマでの特別講演を頂きました。

皆さん流石に熱心でしたが、印象的だったのはそれぞれが既に成功し、実績を持っている方達が多いということ。そういう方達ほど時代の変化に敏感で、現状に強い危機感を抱いているのでしょうね。

それにしても、久木田さんが今回の講演を前に不動産業界の方達に、司法書士に対する要望がないかと尋ねたところ、すぐには答えが出てこなかったというお話には苦笑させられましたね。要は、司法書士の仕事に不満もないがそれ以上に何も期待してはいないということ。自分でも日頃からそういったことは肌で感じていますが、改めて聞かされると、「司法書士って何?」という気持ちにさせられると同時に、逆にニーズを作り出せば、差別化を図れるのではないかとも感じました。

それと証券化のお話。既に不動産も証券化・流動化が「流行り」で、司法書士も流行に乗り遅れてはいけないのでしょうし、参加者の中にも証券化関連業務にかかわっている方もいらっしゃいましたが、地方の司法書士からは、地元での証券化ビジネスがあっても、東京から頭越しに仕事を持っていかれてしまうというような話もありました。逆にノウハウ、スキルがあればコストの高い仕事でも取れるという好例ともいえますが。

そういえば講演の中でサタス・インテレイトと社長の佐藤一雄さんの話も出ていました。証券化ビジネスとの接点をどういったところで見つければよいかという話で、佐藤さんは不動産証券化の第一人者ですから当然といえば当然ですが。私も青山や不動産フォーラム、(一昨日も記事にしました)信託法研究会等でお世話になっていますが、改めてもう少し積極的にビジネスを見つけ出していかなければいけないかもなどと思いました。今度相談してみようっと。

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