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2017年3月13日 (月)

同時決済の流れ 2(自己資金を用意しない場合) 下

前回の図(下記に縮小)を見て頂ければ、あまり解説の必要はないと思うが念のため。

170312_2「1」との違いは代金支払いの順番である。BからAへの代金支払いよりもCからBへの代金支払いが先に行われている。これによってBは自分で資金を用意しなくても売買代金を支払うことが出来る。

通常は権利移転と売買代金支払いが同時(引き換えに)行われるが、この場合BC間については代金支払いが先に行われる。極めて変則的な取引である。

しかし通常は司法書士によって同時性が担保されるため、当事者(C)は特に不安を抱く事もなく売買代金を支払う事になる。

この点は実務上あまり問題にはならない。

問題になるのはAの不利益であるが、これについては後述する。

つづく

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