同時決済の流れ 1(自己資金での支払い) 下
少し解説しよう。
次の「同時決済の流れ2」との違いは、「1」では中間者Bが自己資金(Aに支払う売買代金)を用意する必要があるという事だ。
どんな売買でも買主は自分で売買代金を用意するのは当然だ。現金で用意できなければ金融機関から融資を受けて用意する。
従ってこの「1」の流れが本来の流れであるといって良いのだ。
しかし、この「再販スキーム」では必ずしも自分で売買代金を用意する必要なないのだ。
つまり、先に転売先のCから売買代金を受領して、その中からAに対する売買代金を支払えばよい。
つまり、Bは資金力がなくても不動産を買う事ができるのだ。
これが次に解説する「同時決済2」の流れである。
賢明な読者は気が付いていると思うが懸念通りのトラブルが最近起こっているが、この点は後述する。
つづく
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