権力格差の原因
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
私はFLC&Sをよりイノベーティブな組織にするために、自由な発想や議論の妨げになる「権力格差」を縮小したいと考えて来ました。しかし一方で、誰もが多かれ少なかれ持っている(年齢や社歴や役職や性別などによる)不必要な序列意識や、長幼の序という美徳との矛盾への解が得られませんでした。
そこに分かりやすい回答を与えてくれたのが「タテ社会の人間関係」です。
日本では会社等の「場」による集団、即ち「資格」が異なるものを包含する集団が第一義的な社会集団であり、そのような集団では構成員を結びつける方法は「タテ」の関係となり、従って自ずと構成員間には序列が生じます。これが、私達に序列意識が沁みついている原因です。
そして長幼の序は、本家の中国では日本とはありようがかなり違います。中国人は年長者に対しては二、三歩下がった地点に自分を置くなど序列を示しますが、何か重要な決定を要する相談事では年長者に対しても堂々と自分の意見を披瀝するのだそうです。
私の目指すものも言ってみればこの「中国式」に近いものなのかもしれません。
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